当サークル「ALEUTIAN」におきましては、
　「Gカップ巨乳ギア　ディズィー　X」の公開後、数年に渡り、実質的に半休止の状態が続いておりましたが、
　今回、サークルとしての活動を正式に休止する事を、本日皆さまにお知らせいたします。

　いつも当サイトをご覧になって下さっている方々、
　また、当サークルの作品を楽しみにして下さっている方々には、誠に申し訳ございません。

　当サークルでは、2000年代初頭の発足直後から、10年以上の長期に渡り、
　ギルティギアシリーズのキャラクター「ディズィー」をモチーフに、イラストや同人での活動を行なってまいりました。

　しかしながら、これまでにサイト内でも何度か申し上げてきました通り、
　GG2発売以降のメーカー作品における該当キャラの扱いに関しましては、年来のファンとして納得しがたい点がございました。

　繰り返しになってしまいますが、過去のストーリーモードや対戦前後の演出、会話等で、
　恋愛要素どころか、普通の絡みさえほとんどなかったキャラ同士が突然結婚し、
　（少なくともファンの側から見て）後付けの要素でフォローするという手法、図式は、とても容認しがたいものです。

　これがまかり通ってしまいますと、物語の展開の連続性や伏線などはその意味を失い、
　その場のさじ加減1つで、何でも有りという事態に陥ってしまいます。

　ほとんど接点のなかったキャラ同士を突然結婚させる事を許容するのであれば、
　つまり、相手が誰であろうと、またその組み合わせが誰と誰であろうと関係なしに、
　あらゆるキャラ同士を、好き勝手にくっ付ける事ができてしまうという事になります。

　例えるなら、新作が発表されたら、突如としてザッパとディズィー（らしき人物）が結婚していて、
　どういう事かと疑問に思って後発のストーリーモードを見ると、
　訪れた森で偶然居合わせたのが、たまたまザッパだったというだけの説明しかなく、
　それで全てが済まされてしまった……過去数年のストーリーは何だったのだろうか……、という展開も起こり得る訳です。

　相手がザッパだと途端に冗談のように聞こえますが、
　物語のプロットとして見れば、全く同じ事が全てのキャラに対して成り立ってしまうという事です。

　もしも上で書いたようなやり方を受け入れてしまうのであれば、
　相手が仮にザッパであった場合でも、文句は言えないという事になってしまいます。

　ましてや、主人公格の結婚などというものは、
　（それが本筋に関わってこない場合を除いて）古今東西のあらゆる物語作品において、一大事のはずです。

　その一大事を描くに差し当たって、このような強引な方法が用いられてしまったというのは、
　初代プレイステーションの時代から作品を知っている1人のファンとして、非常に遺憾に思います。

　この数年間で私の中に「定着」したと言えるものは、
　現況に対する疑問、違和感と、「何でやねん」というある種のツッコミ意識のみに限られております。

　色々と理屈をこねくり回してはいますが、もちろん感情的な側面も、大きな要因として存在しております。

　100%自然だと思える展開に対して、「やっちゃいました」というようなコメントは出て来ないと思いますので、
　おそらく作り手側の皆さまも、これが尋常ならざる状況である事は、ある程度ご承知して下さっているとは思います。

　私なりのこうした意見を、何度かメールや手紙を使って、メーカーさんに真摯にお伝えしてきたつもりでしたが、
　その全てをご理解して頂く事はとうとう今日まで叶わず、誠に残念でございます。

　したがって今回の休止に関しましては、
　これらの点について、私なりに不服の意見を表したいがためというのが、主な理由の一つでございます。

　キャラへの愛情が冷めたから休止するとか、諦めて現在の状況を受け入れるから休止する、という事ではございません。

　もともと私が1人で勝手に始めたサークルですので、それが1つ休止した所でいくらの発信力もないとは思うのですが、
　ALEUTIANというサークルは、常にキャラと原作に対して真面目でありたいと考えておりますので、
　今回の休止を決定するに至りました。

　サイトの方は、コンテンツを多少整理する予定ですが、このまま公開を継続いたしますので、
　今後こちらをご覧になって下さった方が、上記の点についてお考え頂く際の、小さな契機にでもなれば幸いでございます。

　掲示板やメールでのご連絡も、そのまま承っております。

　重ねてお詫び申し上げますが、当サークルの活動を楽しみにして下さっていた皆さまには、大変申し訳ございません。
　恐れ入りますが、どうかご理解頂けましたら幸いでございます。

　またお詫びと同時に、いつもサイトをご覧になって下さっている皆さま、サークルとしての活動を支えて下さっている皆さまには、
　感謝の言葉を述べさせて頂きたいと存じます。ありがとうございました。

　以上、またもや長くなってしまいましたが、ご挨拶とさせて頂きます。

　

　サークルALEUTIAN　代表　RACCO